晩秋の我が家の庭
庭の掃除、土を触り、草や木と 会話すると 心が洗われる。「育てている野
菜は嘘をつかない」と 土と会話してた母の遺伝子を どうやら私も受け継い
でいる様だ。マジョルカの暮らしは 静と動が ハッキリしてて、華やかで
賑やかな 生活のリズムを好む 静かな、穏やかなー詫、寂、ーの世界とは
かけ離れている。銀杏の木も、楓の木も、盆栽の小さな木から育てた。近年、
ミニマリストが流行って 素敵なのは解るが、私の庭を「ダサイ」と言い切る
ちょっと若い時の息子に、「この庭がなかったら、お母さんはマジョルカ生活
は3○年は続か無かったと思う」と 答える私。12年前の会話です。この2~3
年で人とも余り会えない、私は好んで人に会うというタイプではないが、日本
食レストランをやってたので、食べに来てくれる世界中の人達との出会いがあ
った。体に優しい、人の心と、脳内のどこかに記憶が残る食べ物作りを心がけ
た。器も手作り、人を迎える準備のお花を生けている時間は私の最大の贅沢な
時間だった。良い店だと思う、こんな空間を作るのは海外ではなかなか難しい
過去の話にはしたく無いなぁ と思うが、ズーッと私を守ってくれた 会計士
のヘラルド氏が、年末に挨拶に行った主人に「マジョリキン(マジョルカ人の総
称)に認められたのは凄い事だ」と褒めてくれたそうだ。久しぶりに嬉しい晴れ
やかな気持ちになった、ちょっと前に店と界隈が地元のテレビに出たようだ、
地中海料理と日本食の良いところを取り入れた病人食や、健康食などやりたい
事への夢は膨らんできているが、世の中の動きが曇ってきている、
さてさて、どうしたものか、、、、。?
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