雑草の命短し


根を切り離した雑草の命はあっという間に萎えてしまいます、この一瞬の緑の


線の綺麗さと、洋服にくっつかない幼い時期の華奢な穂の時期は可憐、でも成


長してくると、誰にでも、何にでも、シツッコク付きまとって、生き残りをか


けている姿は あっぱれ たかが雑草、されど雑草です。ここマジョルカでも


真夏にも 真冬にも 緑が消えてしまう時期があるのでが、何がしかの雑草達


静かに 新葉を だし続けているのです。「よう 逞しいね」と 声をかけな


がら抜きとって 活けて楽しんだら 枯らして土に戻しての繰り返し 雑草も


まさか こんな晴れ舞台でちょっと はにかんでるかな?